更年期障害
年齢的には40〜56歳頃で生活習慣病の発生時期と一致するため、いろいろな症状が起こります。
症状としては、肩こり、腰痛、頭痛、頭重、疲れ、めまい、のぼせ、不眠、動悸、物忘れ、ゆううつ、冷え症など多彩です。
成因としては、老化によるホルモン分泌低下、環境変化、ストレスなどです。
ただ、ホルモン低下が直接症状を起こすのではなく、脳の内分泌中枢の老化による変化が、自律神経中枢に影響を及ぼします。
この自律神経系の変調が更年期の不定愁訴を生じさせることになります。
また、これらの症状は更年期の女性のほとんどに現れますが、これを異常と感じるかはどうかは、それぞれの人の気質、性格にも関連しているようです。
更年期でもたいした症状を訴えず快適に生活を送っている方もいます。
ひとつ言えることは、スポーツや趣味などのサークルを積極的に楽しまれて前向きな性格の方などでは症状が和らげられます。
さて、更年期障害への光線療法についてお話しいたします。
自律神経失調は血流の減少、皮膚温低下、つまり冷え症につながります。
更年期障害の多くは低体温、冷え症をともないますので、光線療法で、からだを温かい状態にすると、不定愁訴の軽減、改善が図れます。
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